『ボクたちクラシックつながり−ピアニストが読む音楽マンガ』(青柳いづみこ)
芸大大学院卒のピアニストにして、熟達の文筆家、さらには大阪音大教授でもある著者が、『のだめカンタービレ』・『ピアノの森』・『神童』などの音楽マンガの世界を読み解き、これらが開けたクラシック音楽の世界への扉をさらに大きく開き、その深奥へと誘う興味深い1冊。
音楽マンガで描かれる世界に一般人として素朴な疑問をもった編集者の問いに答える形で、章立てが構成されている。
「第一章 一回読譜したらとっととやるぞ!」
→「初見」や一回耳で聞いただけで弾けるなんて、ピアニストの「目」や「耳」は一体どうなっているんですか?
「第四章 コンクール派と非コンクール派」
→マンガにはいろいろなコンクールが出てきますが、コンクール向きの特殊な弾き方って必要なんですか?
「第五章 留学−クラシックをやるなら海外でなきゃ駄目?」
→のだめは、パリのコンセルヴァトワールに入学しますが、どんな試験をして、どんな教育をするところですか?
マンガに出てきたシーンが手際良い文章でまとめられ、そこに、現実のクラシック音楽の世界にまつわる興味深いエピソードと解説が加えられていく。軽妙な語り口に乗って読み進めていくうち、我々は自然に、ピアニストや指揮者のこと、ピアノ曲のこと、音大や海外の音楽院のこと、さらには音楽上の重要かつ興味深いテーマ(「楽譜に忠実に弾くか否か」「指揮者によって音は変わるのかどうか」)などに触れることができる。
例えば、本書中の興味深いエピソードや記述をひとつ、ふたつ。
○著者の勤務する大阪音大に、大学開闢以来の快挙を達成した学生がいるのだが、彼はまさに斬新な解釈で個性的な音楽を聞かせる「のだめ派」であるらしい。(勿論、楽譜の音を勝手に変えるというようなことはないが。)
○レッスン代、楽器の購入代、メンテナンス代はばかにならない。某雑誌によると、音大をめざすほとのレヴェルなら1レッスンは・・・。ピアノは国産の楽器で100万円程度ですむが、ヴァイオリンでは小学生でも・・・・。
ピアノが中心に語られているが、おけいこヴァイオリニストにとってもこの内容は非常にためになるし、何しろ面白い。必読の1冊である。
音楽マンガで描かれる世界に一般人として素朴な疑問をもった編集者の問いに答える形で、章立てが構成されている。
「第一章 一回読譜したらとっととやるぞ!」
→「初見」や一回耳で聞いただけで弾けるなんて、ピアニストの「目」や「耳」は一体どうなっているんですか?
「第四章 コンクール派と非コンクール派」
→マンガにはいろいろなコンクールが出てきますが、コンクール向きの特殊な弾き方って必要なんですか?
「第五章 留学−クラシックをやるなら海外でなきゃ駄目?」
→のだめは、パリのコンセルヴァトワールに入学しますが、どんな試験をして、どんな教育をするところですか?
マンガに出てきたシーンが手際良い文章でまとめられ、そこに、現実のクラシック音楽の世界にまつわる興味深いエピソードと解説が加えられていく。軽妙な語り口に乗って読み進めていくうち、我々は自然に、ピアニストや指揮者のこと、ピアノ曲のこと、音大や海外の音楽院のこと、さらには音楽上の重要かつ興味深いテーマ(「楽譜に忠実に弾くか否か」「指揮者によって音は変わるのかどうか」)などに触れることができる。
例えば、本書中の興味深いエピソードや記述をひとつ、ふたつ。
○著者の勤務する大阪音大に、大学開闢以来の快挙を達成した学生がいるのだが、彼はまさに斬新な解釈で個性的な音楽を聞かせる「のだめ派」であるらしい。(勿論、楽譜の音を勝手に変えるというようなことはないが。)
○レッスン代、楽器の購入代、メンテナンス代はばかにならない。某雑誌によると、音大をめざすほとのレヴェルなら1レッスンは・・・。ピアノは国産の楽器で100万円程度ですむが、ヴァイオリンでは小学生でも・・・・。
ピアノが中心に語られているが、おけいこヴァイオリニストにとってもこの内容は非常にためになるし、何しろ面白い。必読の1冊である。
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- [2008/07/03 20:54]
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