「第3回アンリ・マルトー国際ヴァイオリンコンクール」−第1位にアンドレイ・バラーノフさん 

6月4日〜15日まで、ドイツ・リヒテンベルクで行われていた「第3回アンリ・マルトー国際ヴァイオリンコンクール」で、ロシアのアンドレイ・バラーノフさんが、「第2回ベンジャミン・ブリテン国際ヴァイオリンコンクール」(4月14日〜22日・ロンドン)に続き、優勝した。

「第3回アンリ・マルトー国際」公式サイトの入賞結果(ドイツ語)

英語版は今のところ、セミファイナリストの発表までしか掲載されていない。

本コンクールに名を冠されているヴァイオリニスト、アンリ・マルトー(1874年〜1934年)は、フランス・ランス生まれ。母は、クララ・シューマンに学んだピアニストだった。

ユベール・レオナールに師事し、パリ音楽院を主席で卒業。26歳でジュネーヴ音楽院教授、33歳でヨーゼフ・ヨアヒムの後任として、ベルリン高等音楽学校の教授に就任した。本コンクールでもその作品が課題曲のひとつとなっているマックス・レーガーと親交が深く、ヨーロッパ各地での共演は50回以上に及んだ。

マルトーは「モーツァルト弾き」として著名で、「モーツァルトから埃を取り去り、センチメンタルな要素を取り除いた」(ヨアヒム・ハルトナック『二十世紀の名ヴァイオリニスト』)と評される。

第1次世界大戦が起こると、スウェーデンに渡り、1920年にスウェーデン国籍を取得。北欧での活動はヴァイオリニストに留まらず、イェーテボリ管弦楽団の指揮者としても活躍した。

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