アンコール曲−「わたしのいとしい女はどこへ」( タリヴェルディエフ作曲 /庄司紗矢香 編曲 )  

愛らしくて、少し切ない旋律。

ロシアのオケと指揮者に対する敬愛のしるしは、実に粋な演出だった。

庄司紗矢香氏が自ら編曲によるこの曲を弾き出すと、サンクトペテルブルク・フィルのメンバーひとりひとりの顔に喜悦の表情が浮かんでいく。「ああ、『運命の皮肉』の曲だ・・・」

映画『運命の皮肉』 (エリダール・リャザーノフ監督)から  「わたしのいとしい女はどこへ」。

この映画は、旧ソ連時代の1975年に公開されたラブ・コメディで、続編も作られた。

毎年、年末になるとテレビで再放映される、ロシア人なら誰でも知っている映画で、「ロシアの歌姫」、アーラ・プガチョーワの歌も流れる。

勿論、オケのメンバーだけでなく、聴衆にとってもこの可愛らしい小品はとても楽しめた。

こういうアンコールのあり方が、とても素敵だ。

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