オーバーラップ試みるも、「ピッチ」が悪く、滑って転倒。速攻のカウンターを食らう。 

オーパーラップ弾き【おおばあらっぷびき】

「かぶせ弾き」とも言い、様々な門下・年代のおけいこニストが集うセミナーや講習会の練習室などで時折見かけられる。

年長者が、傍らで必死に練習する年少者をからかう目的で、同じ曲をかぶせて弾いて面白がること。

ブルッフ、ラロ、クライスラー・・・ ああ、懐かしいなあ、という懐旧と、こんな曲なら楽勝で弾けるもんね、という優越感に浸りたい気持ちもあるのだろうか。

もっとも、からかうつもりが、強烈な逆襲にあってしまう場合も往々にしてあるのが、この世界の怖ろしいところ。

「おっ、小学生のくせに、メンコンなんか弾いてるのかい。よし、オーバーラップ攻撃開始!」と意地悪な高校生。

メンコン第1楽章冒頭から数小節、「かぶせ弾き」が進行したところで、小学生が突然弾くのをやめる。

そして、ひと言。

「あのお、お兄さん。すみませんけど、かぶせて弾くんなら、せめてもう少しましな音程でお願いできません? 音程悪すぎだし。」

ギャフン!

年長者たるもの、「かぶせ弾き」などという低劣な行為に走るのではなく、例えば暗譜しているその曲のオケパートを弾いてコラボしてあげるとか、もっとレヴェルの高いところを示してもらいたいものだ。

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