「子供時代の思い出」〜バレエの情景(Vn.イツァーク・パールマン) 

パールマンのこのCDも皆さんにはすでにお馴染みでしょう。

「学生協奏曲集」がピアノ伴奏であるのに対して、こちらはオーケストラ伴奏(ザ・ジュリアード・オーケストラ)。

リーディングやザイツの協奏曲が、オーケストラ伴奏に乗せたパールマンの伸びやかでつややかな美音で歌われると、今までにない新たな音楽の息吹きを呈し始めます。

初めてこのCDを聞いた時の新鮮な衝撃は忘れることができません。

ドラマチックな哀愁を帯びた前奏から、満を持したパールマンの独奏が天上への階段を駆け上がるアッコーライの冒頭部分。ビロードの触感の音の固まりを切れの良いダブルが解き放った後、暫しの終息。そして、G線のふくよかで抑制された咆哮。谷底をしっとりと濡れた風が吹き抜けていく・・・

などと、勝手に空想を遊ばせながら、何度も聞き返したものでした。

(収録曲)

1)リーディング:ヴァイオリン協奏曲 ロ短調

2)ザイツ:ヴァイオリン協奏曲 第2番

3)アッコーライ:ヴァイオリン協奏曲 第1番

4)ベリオ:バレエの情景

5)ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲 第22番


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